西成candid

2010年から2020年までの10年間、西成区の主として「あいりん地区」や「釜ヶ崎」と呼ばれる場所のスナップ。

単に通過する時にシャッターを切っただけの写真。

この場所が孕む本質には、何も迫らない写真。

言葉は悪いが、物見遊山で撮っただけの写真。

そういう興味本位な部分が前提としてあったので、この場所の写真は、あまり発表もしてこなかった。

だけど釜に住む方に「それが記録です。記録としての距離感です」と言われて、今回まとめてみた。

数千カットあったデータから、600数枚を選んで連続で眺めたとき、確かにこれはこれで「記録」としての意味があるのではないかと、思ったり思わなかったり。

何の変化もない労働者の街だと思っていたけれど、10年間という歳月は、明らかにこの街を変えていた。

ランドマークだったあいりんセンターは閉鎖され、ほとんど姿を見ることはなかった外国人観光客が、今では当たり前のように歩いている。

スピードはそれぞれでも、街も人も変わり続けるんだと感じることができた。

そんな記録写真です。

何の意思も思想もありません。

フラットに見てもらえたら、と思います。

あ、飛田新地の写真も数枚入っていますが、ちゃんと許可を取って撮影しています。

勝手に撮ったのがバレたら、割と大変なことになるのでご注意ください(笑)

関連記事一覧